登山に最適!どう行くのが一番いい?大阪から屋久島へアクセスする方法
大阪から屋久島へ行く方法はいくつかありますが、できるだけ分かりやすくまとめていきます。
今回、屋久島へ行った時にどうやったら早く到着できるか、日程を有効に使えるか、料金を抑えられるか調べました。アクセス方法を大きく分けると、、、
②大阪から鹿児島まで移動、その後鹿児島から屋久島までアクセスする
という2つの方法があります。
登山口へのアクセスまで考えると、屋久島内のバスの時間もあるので乗り継ぎを含めいくつか検討しました。
次回、行くときの参考になるように記録として残しておきます。
※2018年12月時点での情報です。
屋久島に行ったときの山行記録はこちら↓↓
飛行機でアクセス
伊丹空港から屋久島まで(直行便)
伊丹空港から屋久島までは唯一の直行便、JALグループの日本エアコミューターが1日1便、運航しています。
料金は片道4万円弱と高め(→海外行くより高い。。)ですが、直行便で移動ができるので最も楽です。約2時間ほどで行くことができます。
貴重な直行便だけに料金が高いのが本当にネックです。。
マイレージ会員は期間限定で"おともdeマイル割引"という料金プランがあり、会員本人とその同行者はお得に航空券を購入することができます。
会員本人はマイレージで、同行者は半額以下で航空券を購入できます。席数限定だったり適用除外日があったりと条件が設定されていますが、JALのマイレージ会員だったらこのプランを利用するのがおすすめです。
詳細はJALの公式ページ をチェックください
▲JALのHPより引用
伊丹空港から屋久島空港まで(乗り継ぎ便)
鹿児島空港を乗り継いでアクセスするルートです。全日空とJALが運航しています。
伊丹空港-鹿児島空港間は便数が多く、競合があるからか直行便より料金はリーズナブルで、片道1万円-1万5千円程度です。
鹿児島空港から屋久島空港までは日本エアコミューターにて所要40分で、1日3便ほど運航しています。料金は片道1万円弱です。伊丹空港から屋久島まで直行便で行くよりは費用を安く抑えることができます。
"スカイスキャナー"というサイトで最安の料金を検索でき、フライト毎の料金比較もできるので便利です。
▲スカイスキャナーHPより引用
関西空港から鹿児島空港まで
関西空港から屋久島空港まで直行便を運航している航空会社はありませんが、鹿児島空港まではLCC(格安航空会社)のピーチが運航しています。
安い時期だと5,000円程度で航空券を購入できるのが魅力です。機内サービスはありませんが1時間ちょっとのフライト時間なので、全然問題なしです。
セール期間中は更に安くなっていることがあります!
鹿児島空港からは、同様に屋久島空港まで日本エアコミューターへ乗り継ぎができます。
関西空港からピーチで鹿児島空港へ行って、そこから日本エアコミューターで屋久島入りするのが飛行機を使うルートでは、一番安いです!
ただ、ピーチは今のところ2便しか運航がなく、朝早い便でないと同日乗り継ぎができません。
またピーチは、LCCのため機内持ち込みだけで対応できない場合、受託手荷物の料金が別途必要です。
機内持ち込みの荷物の規定は、【身の回りのもの+手荷物の合計2個】まで。手荷物の大きさは縦・横・高さの合計が115cm以内、2個の合計が7kg以内です。オーバーする場合は受託手荷物として預ける必要があります。
受託手荷物の料金は1,600円で1個あたりの重量が20kgまで、3辺の和が203cmまで預けることができます。超過する場合は超過料金がかかります。
インターネットでの購入時に、受託手荷物の有無を選択できます。空港のチェックインカウンターで申し込みをする場合は預け荷物の料金が高くなるので注意です。
▲ピーチHPより引用
飛行機で移動するときには、ガス缶を持ち込めないので、確保する時間を設けておく必要があります。
また、ライターは1つのみ機内持ち込みができます。受託手荷物として、預けることはできません。
鹿児島空港から鹿児島市内に向かう場合
鹿児島空港から屋久島空港へ飛行機で同日移動しない際は、翌日以降の飛行機かフェリーで屋久島入りすることになります。
空港から市内までは、タクシーかバスを利用しますが、車で40分と離れているのでほとんどの場合はバスを利用すると思います。
降車バス停は当日、そのまま屋久島へ行く場合は「高速船ターミナル」、前泊する場合は「天文館」が便利です。
※フェリーはいびすかすを利用する場合は別です。
天文館は繁華街なので、飲食店やホテルが揃っています。フェリーターミナルまでも市電やタクシーですぐの距離です。
新幹線でアクセス
新大阪駅から鹿児島中央駅までは「みずほ」か「さくら」が乗り継ぎ無しでアクセスができるので便利です。なかでも「みずほ」は、停車駅が少なく3時間45分ほどで鹿児島中央駅まで移動できます。「さくら」よりは20分ほど早く到着ができます。
料金は自由席だと21,380円、指定席は「さくら」が21,900円、「みずほ」が22,210円です。
飛行機より時間はかかりますし、場合によっては費用も高くなりますが、セキュリティチェックもなく出発時間より早めに到着しておく必要もないので気軽さでは上です。
車内もゆったりしているので、体への負担も少ないです。GWやお盆といったピーク時期で飛行機がとれなかったり、料金が大幅に上がるときにも新幹線は選択しやすいです。
鹿児島中央駅からフェリーターミナルや天文館までは市電やタクシーを利用して移動ができます。
鹿児島市内から屋久島まで船でアクセス
鹿児島(鹿児島本港・谷山港)から屋久島(宮之浦港・安房港)まではフェリーと高速船がそれぞれでています。
スケジュールも異なるので自分に合った船旅を選択できます。
便数/日 | 所要時間 | 料金(大人/往復) | |
フェリー屋久島2 | 1便 | 4時間 | 9500円 |
フェリーはいびすかす | 1便 | 15時間(※) | 7600円 |
高速船(トッピー&ロケット) | 6-7便 | 1時間50分-3時間 | 16200円 |
※途中、種子島で7時間20分停泊します。
フェリー屋久島2
鹿児島本港発/08:30→宮之浦港着/12:30というスケジュールです。船内は広く、寝て過ごすことができます。大きなザックを置くスペースも十分あります。
【メリット】大型の船で外洋にでても揺れが少ない、船内に売店・うどん屋有り
【デメリット】出発時間が早いので、大阪から同日での乗り継ぎができない
出発は早いですが、宮之浦港発のバスの時間に間に合うので、「白谷雲水峡行」や淀川登山口の最寄りのバス停である「紀元杉行」に乗ることができます。
朝、鹿児島市内を出発してその日の夜には山小屋orテント泊ができます!
船内で漫画も貸出されているので暇つぶしにちょうどいい。
フェリーはいびすかす
途中、種子島で宿泊する1泊2日のスケジュールで谷山港から宮之浦港へ航海します。
スケジュール↓↓
▲フェリーはいびすかすHPより引用
【メリット】最安の運賃、夕方発朝早くに屋久島に到着し、時間を有効に使える
【デメリット】乗船時間が長い
船中泊のため宿代もかからないし、早い時間に到着するので屋久島初日から動きやすいです。山に登ることを考えると体力的にきついかもしれないですが、往路で使うのは有りだと思います。体力に自信がある方ならいけるかも!
トッピー&ロケット
トッピーとロケットという2つの高速船が運航しています。
船を使うルートとしては、最速で屋久島へ到着できます。便によって、宮之浦港もしくは安房港のいずれかに到着するので、登山口や宿に近いほうを選択できます。宮之浦港と安房港の間は車で30分ほどです。
種子島や指宿を経由する便も多いので、その場合は3時間と時間がかかることもあります。
▲高速船HPより引用
【メリット】速い、移動時間が短くて済む
【デメリット】午前着の便は経由しかない、飛行機だと片道1万円弱なので割高感
午前中には屋久島へ到着できるので、買い出しができたりと余裕を持って行動ができます。
屋久島島内の交通手段(バス)
島内の交通手段はタクシーかバスです。
タクシーは呼んだら来てもらえるので、時間が決まっているバスについてまとめます。
屋久島のバス会社は2つです。
①屋久島交通
宮之浦港を起点に「白谷雲水峡」や「紀元杉」、「荒川登山口」へ行くことができます。
紀元杉へ行く際は途中、「合庁前」で「紀元杉」行きへ乗り換えます。この「紀元杉」行きへの本数が少なく1日2本しかありません。夕方のバスもないので、このバスに接続するために、フェリー屋久島2で宮之浦港に到着した20分後にはバスに乗車する必要があります。
HPはでてきませんが、時刻表はPDFであがっています。
※淀川登山口へアクセスする際は「紀元杉」で降車します。
②まつばんだ交通
最初はまつぱんだ交通だと間違って呼んでました。
「白谷雲水峡」や「荒川登山口」へ行くことができます。
いずれも通常の路線バスと同様に利用が可能で、時刻表もネットにあがっているので計画は立てやすいと思います。
本数は多くないので、フェリーや飛行機の到着時間に合わせて検討が必要です。
登山ツアーを頼んでいると到着時間に合わせて送迎が付いていることがあるので、その場合は、バスの時間を気にしなくていいので楽です。タクシーを利用する場合も同様です。
まとめ
飛行機移動(同日で屋久島入りする場合)
大阪から屋久島へのアクセスで最速かつ体への負担が少なく移動ができるのは伊丹空港からの直行便利用です。
大阪(伊丹空港・関西空港)から鹿児島空港、鹿児島空港から屋久島空港へ、同日飛行機移動するのもありです。
同日で飛行機移動する場合は、紀元杉へ行くためのバスに間に合いません。そのため1泊するか、白谷雲水峡行きのバスに乗っての登山開始となります。
鹿児島市内で1泊して、昼前に屋久島へ到着しておくと午後から動きやすいです。
鹿児島からはフェリー移動
フェリー屋久島2だと12時30分には宮之浦港に到着するので、紀元杉行きへ接続するバスや白谷雲水峡行きのバス、どちらにも乗り継ぎができます。
私たちが屋久島へ行った時は、
関西空港からピーチで鹿児島空港へ移動(天文館で1泊)→フェリー屋久島2で宮之浦港へ移動→屋久島交通で紀元杉へ移動しました。
大阪を夕方に出発して、翌日には淀川小屋に宿泊していました。
宮之浦港にフェリーが到着してから20分後にはバスがでるので、急ぎ足で移動し無事間に合いました。
交通費はバス代まで合わせて1名片道18,000円程度。
鹿児島市内にも立ち寄りたかったためこのルートを選択しました。
お金をとるか時間をとるか、途中寄り道するか、登山に行くまでのアクセス方法も計画を立てる際は必ずついてきます。
いくつか交通機関を組み合わせる場合は、同日中に登山口まで行けるのか、その日宿泊する宿まで行けるのか等考えなければいけません。
乗り継ぎ時間をキツキツで考えていたら、1つでも遅れがでたらアウトです。
万が一ダメだったときに備えて、次の手段を考えておくためにも、いくつか行き方は調べておいたほうがいいと思います。
ああ、また屋久島に行きたいな。