六甲最高峰を目指して~芦屋川駅から有馬温泉への王道ルート~
関西に住んでいるからには、一度は登っておかなければと思っていた六甲山へ行ってきました。
六甲山という名前は知っていましたが、どこを登ればいいんだ・・・と悩むほどルートがいくつもある。
いろいろ調べた結果、芦屋川駅から六甲最高峰を目指し有馬温泉に下るルートが登る方が多く良さそうでした。
実際行くと下山後の楽しみもあって間違いなかったです。
今回は職場の先輩・後輩を誘って一緒に登りました!
※妻は、可愛い甥っ子に会いに東京へ行き不在でした。。→羨ましいぜ
1.登山概要
期間:2019年6月24日(月)
天候:晴れ時々曇り
標高:931m
標高差:893m
活動時間:6時間18分(休憩含む)
入山料:無
【コースタイム】
阪急芦屋川駅(スタート)08:40→高座の滝09:09→風吹岩10:05→雨ヶ峠11:15
→六甲最高峰着12:50→六甲最高峰発13:20→有馬温泉(ゴール)
2.登山口&下山後の交通手段
スタート地点の芦屋川駅までは、阪急電車を利用しました。大阪梅田からは25分でアクセスができます。
通勤ラッシュの時間帯に40ℓのザックで、列車に乗り込むのは肩身が狭かったです、、
ゴールの有馬温泉からは電車もしくは、バスがでています。大阪方面に向かう場合はバスが便利です。梅田までは1時間弱で帰ってこれます。
アクセスが良いのもこの山の魅力!
3.上り~芦屋川駅-六甲最高峰まで
登山初めての後輩と山ガールの先輩と8時30分に芦屋川駅で待ち合わせをし、
出発します!
3人とも前日が遅かったため翌朝ちゃんと集まれるか若干、不安でしたが時間通り集合完了。
駅前がちょうど広場になっているので、身支度&準備体操をして出発します。
今日もいい天気!
芦屋川駅から高座の滝までは、しばらく一般道が続きます。
道中は案内標識がでているので分かりやすいです。
最初は芦屋川沿いを歩いて~
芦屋の高級住宅街への坂道を登り~
高座の滝へ着きました。ここから登山道が始まります。
今年初めて見る、"ムラサキシキブ"の花が咲いていました。
果実の美しさを源氏物語の作者、紫式部に例えて名付けられたと言われています。
ここからちょっと登るとロックガーデンに着きました。
地図でロックガーデンという名称を見た時から心惹かれ、気になっていた場所です。
岩々なところ手を使って登っていきます。回り道もありますが、あえて登りづらいところを選んで少しロッククライム気分を味わいました。
南九州の山にもいっぱい自生していたネズミモチ、ここでも見れました。
白い花を咲かせます。
登山道は途中途中で景色が良い場所があり、眺望を楽しみながら登ることができました。
10時5分、風吹岩へ到着。
ここで行動食を摂りながら先輩は、下山後はビールを絶対飲むと宣言されていました笑
イノシシ注意の看板はいたるところにあります。。
到着するとおばちゃんが、「こんな大きいイノシシが出てきてたよ!」と教えてくれました。
怖いなと思いつつ、見てみたかったですが残念ながら出会うことはできませんでした。
イノシシではなく猫は何匹かいます。日向ぼっこをしていて気持ちよさそうでした。
風吹岩から先は、歩きやすいものすご~~くなだらかな道になります。森林浴を楽しみながらゆったりと進みます。
上りの道でよく見かけしばらく分からなかった樹木。樹皮がまだら模様で面白いなーと思って見つけました。葉はクスノキ科っぽく、葉裏は白いです。
家に帰って図鑑を調べると「カゴノキ」という樹木でした。
樹皮が「鹿の子模様」に剥がれてくるのが大きな特徴で、名前の由来にもなっています。
青々とした常葉樹林帯を抜けていきます。
ゴルフ場から延びている道路を2.3ヶ所渡りますが動物除けと思われる柵も設置されていました。
ここまでは、ほぼ平坦な登山道でしたが一旦沢まで下っていきます。
足を濡らさないように向こう側まで渡っていきます。
増水しているときは渡れんやろうなー。
沢を渡ってちょっと行くと、一軒茶屋までの最後の上り「七曲り」が始まります。
1合目と書いてありますが、最後までこれ以外の標識は見つけられずでした、、
七曲り中、後輩はずっと2合目、3合目…の標識を探していました(笑)
歩いてきた道は「太陽と緑の道」というらしいです。素敵な名前。
一軒茶屋手前では、ウツギ(空木)の白い花が咲いていて綺麗でした。髄が空洞になっていることが名前の由来です。
一軒茶屋到着!残念ながら定休日でした。
ここではうどんやカレーが食べられるようです。
先輩はかき氷を楽しみにされていたらしく残念そうでした、、確かに食べたかった!
一軒茶屋からは舗装された道路を通って、12時50分六甲最高峰へ到着しました。
眺めはとても良かったです!海や高層ビルが立ち並ぶエリアを見下ろす景色でした。
後輩が「私たちは山の中にいるのに向こうのほうにはビルが見えて不思議ですね」と言っていましたが、本当にその通りだな~と思いました。
4.下り~六甲最高峰からアフターまで~
ここからは魚屋道(ととやみち)を通って有馬温泉へ下ります。
江戸時代、神戸から有馬温泉に魚を売りに来ていた人がこの道を通っていたそうです。
14時58分、有馬温泉に到着!
楽しみにしていた温泉は銀の湯(入湯料:550円)に入り、有馬麦酒で乾杯しました!
人が多いというネット情報もあったのですが、平日だったからか時間帯か入っている方は少なかったです。
温泉後は、温泉街をぶらぶらして出来立てのお饅頭を食べてバスで帰りました。
登山初めてだった後輩も、六甲が初めてだった先輩も楽しかったと言ってくれたので良かったです。
登山道は歩きやすくほどよい疲労感でした。
また、都会や海の景色を見ながら山に登るというのは、新鮮な経験で面白かったです!
何より有馬温泉がゴールのアフターも楽しめる登山でした。